- 赤色のリンクは、まだ日本語Codexに存在しないページ・画像です。英語版と併せてご覧ください。(詳細)
Version 3.3
提供: WordPress Codex 日本語版
2011年12月12日、バージョン 3.3 「Sonny」が公開されました。このニックネームは、Sonny Stitts に敬意を表したものです。詳しくはリリース告知のブログ投稿(原文)をご覧ください。
バージョン 3.3 のデータベースバージョン (wp_options
テーブルの db_version
)は 19470 へ変更となり、Trac のリビジョンは 19592 となりました。
目次
インストール・アップグレード情報
WordPress 3.3(オリジナル版)
- ダウンロード: http://wordpress.org/download/release-archive/
- 日本語化ファイルの入手: http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/tags/3.3/messages/
- WordPress のインストール
- WordPress のアップグレード
- WordPress のアップグレード/詳細
WordPress 3.3 日本語版
オリジナル版+日本語化+WP Multibyte Patch プラグインのパッケージ
- オリジナル英語版と日本語版との違い一覧
- リリース告知
- ダウンロード・インストール・アップグレード手順: http://ja.wordpress.org/
初めて WordPress をインストールする方へ
WordPress を使うのが初めてなら、以下のページがおすすめです。
主な新機能・変更点
- より簡単なアップロード
- ファイルタイプ検出 - アップロードボタンを単一化
- ドラッグ&ドロップができるメディアアップローダー
- ダッシュボードデザイン
- 管理バーと管理ヘッダーを一つにしたダッシュボードの新ツールバー
- 一部の画面にレスポンシブデザインを導入し、iPad・タブレットデバイスに対応
- すべての画面へのワンクリックアクセスを可能にするフライアウトメニュー
- 新ユーザーエクスペリエンス
- 利用者に新機能を案内してくれる新機能ポインタ
- アップデート後の説明画面
- 新規インストール向けのダッシュボードウェルカム領域
- コンテンツツール
- 投稿のロックをすぐに解放し、より良い共同編集を
- テーマ切替時にウィジェットを失わない
- Tumblrインポータ
- 内部の改良
- パフォーマンスを下げることなく投稿名をパーマリンク構造に使用
- エディタAPIを改良
- is_main_query() 関数および WP_Query メソッド
- 投稿のスラッグ名でfunkyな文字列を除外する
- jQuery 1.7.1 および jQuery UI 1.8.16
- ヘルプ文書の追加と画面の状況に適応させるための新たな画面API(Screen API)
- メタデータAPIの改良
- パフォーマンスの向上と何百ものバグフィックス
ユーザ向け機能
全般
- 管理画面の doctype を HTML5 に変更(#18202)
- デフォルトで管理画面にツールバーを表示(#17899)
- 複数ファイルのドラッグ&ドロップアップロード(旧バージョンの IE を除く)
- Press This エディタの修正
- 管理メニューをドロップダウンからフライアウト (飛び出し式) にスイッチ
- WebMatrix 対応
- Cron ロックを改善。同一イベントに対する複数 Cron プロセスのループを防止
- ポインター機能を追加し、管理バーにポインターを加えた
- ヘルプタブ及び WP_Screen の導入
- 更新を促すメッセージのスタイル微調整
ダッシュボード
- ダッシュボードの最近のコメントウィジェットが必ず正しく改行されるようにする
投稿
- ギャラリーを日時順に並べて表示させる場合、ID ではなく post_date フィールドを使用
- 「投稿タグ」ラベルを「タグ」に変更
- 集中執筆モードのコンテンツ幅をテーマのコンテンツ表示幅と一致させる
- ビジュアルエディタでの画像ドラッグ時のサイズ検出を改善(Firefox、IE のみ対応)。ソフトリサイズされた場合、size-* クラスを除去
- アップロード・画像挿入ポップアップを開くための TinyMCE コマンドを追加し、Alt+Shift+M ショートカットと集中執筆モードの「画像」ボタンを修正
- 投稿パスワードでアポストロフィを許可
- クイック編集と一括編集に投稿フォーマットを追加
- 集中執筆モードで、投稿タイトルが存在しない投稿タイプの場合、投稿タイトルフィールドを非表示にする
- マイナスの値の Post_ID がある場合のデータのクリーンアップ
メディア
- メディアアップロードボタンをひとつに統合
- 「メディア → 新規追加」にドロップエリアのスタイルを追加
- .rar および 7z 形式のファイルアップロードに対応
リンク
固定ページ
コメント
- コメントの編集・返信の際に WP_Editor を使用
- コメント行の投稿リンクで # の代わりに「投稿を表示」ラベルを使用
外観
- Twenty Eleven で設定フィールド・セクション API を使用
- TinyMCE Editor で、子テーマスタイルシートの前に親テーマのすべてのスタイルシートを読み込む
- プラグインおよびテーマのインストールに成功した際アップロードをクリーンアップ
- テーマアップロードと検証の改善
- テーマを切り替える際にウィジェットが消えないようにする
- 特定の投稿フォーマットをチェックする際に current_theme_supports() の使用を許可
- メニューの改善
- Twenty Eleven テーマのオプションページにコンテクストヘルプを追加
プラグイン
- プラグインアップロードと検証の改善
- plugins.php に戻ってきた場合、前回表示したプラグイン画面ではなく常にすべてのプラグインを表示する
ツール
- インポートツール一覧に Tumblr インポートを追加
- エクスポートで postmeta をスキップするための wxr_export_skip_postmeta フィルタを追加
ユーザー
- ダッシュボードのツールバー(3.2における管理バー)を無効化するための設定項目を除去
- 「設定 → プライバシー」の明示化
- robots.txt で wp-admin および wp-includes のインデックス禁止
インストール処理
マルチサイト
- IDN ドメインでのサイト作成を許可する
- network/settings.php POST の処理を network/edit.php 外に移動
- wp-admin/network/edit.php を解除
- ネットワーク管理画面からテーマをインストールした際の画面に「」リンクを追加
- wpmu_update_blogs_date() に update_blog_details() を使用
- 「ネットワーク設定」を「設定」に変更
- network/themes.php に一括更新を導入
- 既存のユーザーをサイトに招待する際のメール認証
- themes.php/plugins.php だけではなくupdate-core.php にアクセスした際もプラグイン・テーマの更新を一時間に一度チェック
開発・テーマ・プラグイン
- wp_trim_excerpt() からワードのトリミングを除去し、wp_trim_words() に
- wp_unique_post_slug フィルタを追加
- プラグインまたはテーマの $wp_scripts または $wp_styles へのアクセスが早過ぎる場合に _doing_it_wrong() を追加 (またローカライゼーションを修正)
- is_multi_author() にフィルタ追加
- wp_unique_post_slug に汎用のフィルターを追加。固有機能に完全なカスタマイゼーションを許可
- ページ属性ボックスの wp_dropdown_pages() の引数にフィルタを追加。 list_pages フィルターに post オブジェクトのコンテキストを付与
- ユーザーがテーマやプラグインに追加されたカスタム画像サイズを選択できるフィルタを追加
- install/upgrade クエリにフィルタを追加。インストーラのユニットテストで InnoDB テーブルの作成を強制し、各テスト後の最初の状態でデータベースを元に戻すトランザクションを使用できる
- WP_Http_Encoding::compatible_gzinflate() の java.util.zip.Deflater にインフレーションのサポートを追加
- WP_User に magic の get/set/isset メソッドを追加。データの重複を回避。WP_User::ID で標準化
- pre_ent2ncr フィルタの追加
- add_site_option は既存のオプションを更新せずにブール値を返し、成功の場合にのみアクションを実行
- get_blog_option(null,...) の現行ブログへのヒットを許可。add_blog_option、update_blog_option、delete_blog_option の新しい戻り値。add/update/delete_option が失敗するなら、これらの関数でキャッシュを設定しない。
- get_bookmarks() で 'id' での動作を許可。ソートが間違いでも link_notes を追加
- get_bookmarks() で ID 順のソートを許可
- wp_trim_excerpt() の text パラメータで、空白の文字列を必須とする代わりに、すべて除去を許可
- メタ値が配列の場合、WP_Meta_Query::get_sql() に自動で 'compare' => 'IN' を設定
- 日付ピッカー内の月ドロップダウン表示を変更。月の番号を含める
- wp_add_script_data() を完全に削除
- アップデートカウントコードを wp_get_update_data() に統合
- タームカウントをアップデートの際に公開された投稿のみを数える。transition_post_status のタームカウントアップデートを呼び出し
- get_current_screen()->add_help_tab() 用の add_contextual_help() を非推奨に(廃止予定)
- WP_Screen の favorite_actions()、add_contextual_help()、add_screen_option() を非推奨に(廃止予定)、move meta_box_prefs()、get_screen_icon() を移動
- get_userdatabylogin()・get_user_by_email() を非推奨に(廃止予定)
- media_upload_(image|audio|video|file)()、type_url_form_(image|audio|video|file)() を非推奨に(廃止予定); these now wrap wp_media_upload_handler() and wp_media_insert_url_form()
- RSS 0.92 を廃止し、デフォルトフィードに 301 リダイレクト
- screen_options()、screen_layout()、screen_meta() を非推奨に(廃止予定)
- wpmu_admin_redirect_add_updated_param()、wpmu_admin_do_redirect() を非推奨jに(廃止予定)
- 曖昧な rewrite 構造体の複雑な rewrite ルールを削除。結果、大幅なパフォーマンス向上
- 修正 - delete_postmeta と deleted_postmeta の後方互換性。メタIDが渡されるべき
- 修正 - QTags.closeAllTags()、クイックタグの 'tb' を 'ed' で置換、ツールバーでなくエディタインスタンスであることを明確にする js、クイックエディットのコメントの修正
- ドキュメンテーションの誤字修正
- 修正 - wp_update_user()。メタフィールドを踏みつけない
- WP_DEBUG_DISPLAY == false の場合、display_errors しないことを強制。技術的には後方互換性のない変更。このため php.ini をバイパスしたければ (誤った使い方ですが) WP_DEBUG_DISPLAY === null を使用
- 空の $current_user インスタンスに対する is_user_logged_in() を強化。XML-RPC リクエストの PHP 注意を抑止
- 既知の場合のテーブルで dbDelta() ループを使用。潜在的にコストが高く、まったく不要な SHOW TABLES を介したループは使用しない。
- _wp_menu_output() の改善
- wp_mail でのメールアドレスのパースを改良。RFC2822 名前のない "<address@…>" 形式を再サポート
- いくつかの MS 変数を使用前に、オブジェクトとしてインスタンス化
- 導入 ->mysql。drop-ins に自身を MySQL として宣言することを許可。このため必要な最低限のバージョンチェックを許可。
- 導入 - is_main_query()。query オブジェクトを $wp_the_query に対して比較
- 導入 - metadata_exists()、WP_User::get_data_by()、WP_User::get()、WP_User::has_prop()。user オブジェクトをメタで埋めない。
- 新フックの導入 - register_post_type 用の registered_post_type、register_taxonomy 用の registered_taxonomy
- register_meta()、get_metadata_by_mid()、および *_post_meta capabilities の導入
- wp_kses()、esc_url() 内で使用の wp_allowed_protocols() の導入
- wp_cache_incr() と wp_cache_decr() の導入
- 導入 - WP_Dependencies::get_data() メソッド。スクリプトとスタイルを HTML の "自然な" 順番に従うよう優先度を変更。例: 最後のもので上書き
- 導入 - wp_get_db_schema()。DB スキーマのさまざまな要素を取得。グローバルの使用を除去。wpmu_create_blog() の複数呼び出しを許可
- 導入 - wp_no_robots()。ブログのプライバシー設定に関係なく、索引付けされるべきでないページに対して呼び出し
- 導入 wp_suspend_cache_addition()。キャッシュ追加が有用でない場合のメモリ使用量の削減を許可
- check_theme_switched() でアクションを実行。テーマを切り換えられても、プラグインやテーマの開発者はウィジェットを失わずに済む
- 最適化 - get_term。term_id = 0 のクエリはしない。 term_id に %d を使用して prepared query を最適化
- ホームページ向けに parse_request を最適化
- wp_list_pluck() のパフォーマンス改善
- クイック/一括編集での Order、Template、Parent ページ表示を適切に処理
- wp_list_filter() でネストした配列を適切に処理
- 相対 URL として疑問符で始まる URL を認識。スキーマの前置は不要
- Quicktags のリファクタリング
- get_role() から Return by Ref を除去
- <link rel=start>、end、up、index のサポートを除去。これらの rel="" 値は HTML Working Group が落とした。
- 古いルートフィードファイルを除去。ただし既存のインストールのため old_files には移動しない
- タクソノミーの親投稿タイプのため、show_ui は public よりも必須化
- WP_Screen オブジェクトを完全に活かすため get_hidden_meta_boxes() を再処理。カスタム投稿タイプで明示的にサポートされるメタボックスがデフォルトで非表示になることを抑止
- コメントフィードループで post グローバル変数を構築。テンプレートタグに関連する投稿への任意の呼び出しが正しく動作する
- WP_Screen に対して画面のヘルプやオプションを static データとして保存。個別の screen オブジェクトはコンストラクターで再生成できない、あるいはフェッチできないデータを保持しない。convert_to_screen() は WP_Screen オブジェクトを返す。多くのグローバル変数を除去。WP_Screen::get_option() を導入。formal factory に遅延導入を許可
- get_adjacent_post() で 除外されるカテゴリーIDの配列、またはコンマ区切りリストをサポート
- HTML body 内で wp_enqueue_script() と wp_enqueue_style() の使用をサポート。pomo ライブラリを 現行の GlotPress バージョンと同期
- delete_meta()、get_post_meta_by_id()、update_meta()、delete_post_meta_by_key() を Metadata API のラッパーに変更。*_postmeta アクションに Metadata API への後方互換性を追加
- is_blog_user() を get_blogs_of_user() の便利なラッパーに変更。blog ID を含まない場合の is_blog_user() の blog prefix を修正
- ブログの publish_post の last_updated 時刻のみ更新。private_to_published と publish_phone の両方が非常に広く、冗長。
- jQuery を 1.7.1 に更新
- jQuery UI を 1.8.16 に更新
- Plupload を 1.5.1.1 に更新
- HTMLエディタの quicktags.js を更新
- TinyMCEを 3.4.5 に更新
- add_option() メソッドを使用、add_option_context() メソッドを導入。画面オプションの上に特定のテキストを追加する
- Twentys Ten・Elevenで TEMPLATEPATH の替わりに get_template_directory() を使用
- スクリプトデータの追加に json_encode() を使用 (以前は l10n)。WP_Styles に同じ機能を追加し、出力されたスタイルシート後にインライン CSS を追加する。
- install.php で wp_print_scripts() を使用
- 各種 PHPdoc 更新: all_items、menu_name、WP_List_Table::views()、cache.php、get_option()、wpdb::prepare()、get_template_part()、esc_url()、get_meta_sql()、WP_Screen、WP_Http_Encoding::compatible_gzinflate()、zeroise()、wp_add_script_before()、wp_editor()
- WP_Filesystem_*::mkdir() は常にパスの最後のスラッシュを削除。"空の" パスを作ろうとして時間を無駄にしない。
外部資料
WordPress バージョンの一覧もあわせてご覧ください。
最新英語版: WordPress Codex » Version 3.3 (最新版との差分)