「データベース構造」の版間の差分

2010年2月18日 (木) 08:53時点における版

以下は、WordPress バージョン 2.9 の標準的なインストールで作成されるデータベース・テーブルの概要と説明です。現在、WordPress バージョン 2.9 が対応しているデータベースは、MySQL バージョン 4.1.2 以上のみです。

WordPress は内部でデータベースと連動しているため、エンドユーザはその構造を気にかける必要はありません。しかしプラグインを作成していると、データベースと直接連結する方法に興味がわいてくるかもしれません。WordPress ではこの処理が簡単にできるよう wpdb クラス関数を用意しています。

注：

• テーブル名の接頭辞（wp_）は、WordPress インストール時の設定によります。
• プラグインやテーマによって、設定データの追加、既存テーブルへのフィールド追加、新規テーブル作成がされることもあります。
• 旧バージョンのデータベース概要

データベース関連図

下図は、WordPress データベースの概要および標準インストール時に作成されるテーブル間の関係（WordPress 2.5 以降）を視覚的に表したものです。また、テーブル一覧以降では、テーブルおよびカラムの詳細を掲載しています。

WP2.9 データベース関連図（ER図） /英語版でWP2.7の画像を見る

標準インストールでテーブル間の整合性は強制されない事に注意してください（例: 投稿とコメント）。もし WordPress データベースを操作するプラグインやその他の拡張機能を作成する場合は、ハウスキーピング処理をコードに含め、孤立したレコードがテーブルに残らないようにしましょう。この一例として、外部キーが削除された場合、一連の SQL コマンドを使って他のテーブルのレコードを削除するといったことが挙げられます。また、このような操作を行う前には、ユーザーにバックアップを取るよう促すことも忘れないでください。

WordPress の標準インストールで作成される全テーブルの一覧です。各テーブルが持つ具体的な情報は次節をご覧ください。

WordPress の標準インストールで作成される各テーブルの項目一覧です。

テーブル： wp_commentmeta

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

インデックス

• A look inside the WordPress database - Leonid Mamchenkov によるデータベーステーブルについての詳しい考察。

旧バージョンのデータベース概要

<-- 旧バージョンのページは、今のところ、英語版のように別ページは作成せず wikiの過去版を利用しています。編集する必要があるときは、そのバージョン用にサブページを作成した上で編集してください。 -->

• WordPress 2.8.x データベース概要（2009年11月7日版・編集不可）
• WordPress 2.7.x データベース概要（2009年5月28日版・編集不可）
• WordPress 2.5.x データベース概要（2008年11月25日版・編集不可）
• WordPress 2.3.x データベース概要（2008年5月14日版・編集不可）
  • 最新データベースとの違い（差分表示）
• WordPress 2.1～2.2.x データベース概要（2007年9月28日版・編集不可）
  • 最新データベースとの違い（差分表示）
  • 2.3 との違い： 次の 3種類で確認できます。 変更履歴、2.2 最終版の(*)印、差分表示
• WordPress 2.0.x データベース概要(en)

変更履歴

• 2.9 :
  • commentmeta テーブル： コメントに関するメタデータを格納する新規テーブル
  • options テーブル： option_name キーが UNIQUE となりました。

• 2.8 :
  • comments テーブル： comment_post_ID フィールドが int(11) から bigint(20) unsigned へ変更されました。
  • links テーブル：
    • link_category フィールドが削除されました。
    • link_owner フィールドが int(11) から bigint(20) unsigned へ変更されました。
  • posts テーブル：
    • post_category フィールドが削除されました。
    • 草稿データにも post_date を格納するようになりました。
  • term_taxonomy テーブル： KEY に taxonomy が追加されました。
  • ほとんどの bigint(20) フィールドに unsigned 属性が追加されました。
    （commentsテーブル）comment_parent, user_id, （linksテーブル）link_id, （optionsテーブル）option_id, （metaテーブル）meta_id, post_id, （postsテーブル）post_author, post_parent, （termsテーブル）term_id, （term_relationshipsテーブル）object_id, term_taxonomy_id, （term_taxonomyテーブル）term_taxonomy_id, term_id, parent, （usermetaテーブル）umeta_id, user_id
• 2.7 :
  • terms テーブルの name フィールドが varchar(55) → varchar(200) になりました。
  • terms テーブルの KEY に name が追加されました。
  • posts テーブルの KEY に post_parent が追加されました。
• 2.6 : 投稿の改訂履歴データを持つようになりました。
• 2.5 :
  • 全ての enum タイプのフィールドが varchar(20) に変更されました。
    • comments テーブル： comment_approved フィールド
    • links テーブル： link_visible フィールド
    • options テーブル： autoload フィールド
    • posts テーブル： post_status、comment_status、ping_status フィールド
  • comments テーブルに KEY が追加されました。（comment_approved_date_gmt、comment_date_gmt）
  • term_relationships テーブルに term_order フィールドが追加されました。
  • 参考： プラグインとテーマの移行 - 2.3 から 2.5 への移行 - データベースの変更
• 2.3 :
  • categories、link2cat、post2cat テーブル廃止、terms、term_taxonomy、term_relationships テーブル追加。
  • options テーブルより 6フィールド削除。(option_can_override, option_type, option_width, option_height, option_description, option_admin_level)
  • posts テーブルの post_status フィールドに新規ステータス 'pending' を追加。
  • 参考： プラグインとテーマの移行 - 2.2 から 2.3 への移行
• 2.1 :
  • linkcategories テーブル廃止。リンクカテゴリデータを categories テーブルにマージ、ID付け替え。
  • posts テーブルに post_type フィールドを追加。記事／ページを判別。2.0.x では、「ページ」＝post_status フィールドが 'static'。
  • posts テーブルの post_status フィールドに、予約投稿（未来日投稿）を示す 'future' を追加。2.0.x では NOW() を使用。
  • 参考： プラグインとテーマの 2.1 への移行 - コア WordPress DB の変更点

最新英語版： WordPress Codex » Database Description （最新版との差分）