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2009年3月11日 (水) 20:41時点における版
目次
はじめに
テンプレートは WordPress サイトを生成するために使われるファイルです。WordPress v1.5 で「テーマ」機能が導入されて以来、テンプレートはますます構造化しやすくなり、たくさんのカスタマイズを盛り込んだテーマを作成できるようになっています。サイト内の全ページを同じデザインにすることも、メインページ・カテゴリ・検索結果といった「ページの種類」毎に別のテンプレートを設けて、デザインや表示内容を変えることもできます。
テンプレート階層とは、WordPress サイトの各ページを表示する際に WordPress がチェックする、テンプレートファイル名の優先順序です。これを利用して、特に作り込みたいページ(種別)のみ専用のテンプレートファイルを設け、その他のページは共通のテンプレートで生成させる、といったことができます。
このページは、次の問いに答えを出そうとするものです。
○○(ページ)を表示するとき、どのテンプレートファイルが使われるのか?
テーマを作成するには、ブログの各ページを表示するために WordPress がテンプレートファイルを選び出す仕組みを適切に理解しておくことが不可欠です。既存の WordPress テーマをカスタマイズしたい場合も、編集すべきテンプレートファイルを判断するのに役立ちます。
概観図
次の図は、WordPress テンプレート階層に基づいてウェブページを生成する際に呼ばれるテンプレートファイルを図解したものです。訪問者がアクセスする各種ページのクエリ文字列と、それに対応する条件分岐タグ、そして、WordPress が探すテンプレートファイル名の順序を示しています。
- WordPress テンプレート階層構造図 (画像は英語版Codex にあります)
- フルサイズ画像(PNG形式)
仕組み
訪問者が WordPress サイト上のページにアクセスしたとき、WordPress は次のように動きます。
- URI に含まれるクエリ文字列とクエリタイプを照合し、要求されているページの種類(メインページ、カテゴリページなど)を判断。
- 該当するページ種類のテンプレート階層に基づき、現在のテーマディレクトリ内からテンプレートファイルを探す。
- 最初に見つかったテンプレートファイルを用いて、要求されたページを生成。
例えば、ブログが http://example.com/wp/
にあり、訪問者が http://example.com/wp/category/apple/
という「りんご」カテゴリのアーカイブページにアクセスしたとしましょう。WordPress は、現在のテーマディレクトリの中からりんごカテゴリに使えるテンプレートファイルを探します。
カテゴリページのテンプレート階層は次のとおりです。WordPress はこのリストの上から順に、ファイルがないかどうか探していき、最初に見つけたファイルを使います。
- category-ID.php -- 特定のカテゴリ用テンプレート
- category.php -- カテゴリの汎用テンプレート
- archive.php -- 汎用アーカイブテンプレート(タグ・日別アーカイブなどと共用)
- index.php
りんごカテゴリの ID が '4'
であれば、最初に category-4.php
というテンプレートファイルを探します。ディレクトリ内にそのファイル名が存在しなければ、次に category.php
を探し、それもなければ archive.php
を探します。それもなければ、あらゆるページに使える基本のテーマテンプレートファイル index.php
を使います。
index.php
はテーマに必須ですが、他のテンプレートファイルを設けるか否かは、テーマの作成者が選べます。WordPress は、一致する名前のテンプレートファイルを見つけられなければそれを飛ばし、次の候補のファイル名を探してくれます。例えば、他のページと様式を変えたいのがカテゴリID 4 だけなのであれば、テーマディレクトリ内に置くテンプレートファイルは category-4.php
と index.php
だけでいいのです。
条件分岐タグの利用
WordPress がページの種類(クエリタイプ)に合うテンプレートファイルを特定する方法は一つではありません。条件分岐タグは表示しようとしているページの種類を判定できるので、その判定結果によってテンプレートファイルを切り替えたり、複数のページ種類で共通のテンプレートファイルを使い、その中の一部分だけをページ種類に応じて切り替える、といった細かい制御もできます。具体的な活用例として、デフォルトテーマの sidebar.php
が参考になるでしょう。詳しくは条件分岐タグおよびテーマの作成 - クエリベースのテンプレートをご覧ください。
ページ種類別テンプレート階層
以下、表示するページの種類別に、WordPress に呼ばれるテンプレートファイルの順序を示します。各セクションの見出しが、冒頭の問い「○○(ページ)を表示するとき、どのテンプレートファイルが使われるのか?」の ○○ に当てはまります。
メインページ
訪問者がサイトのメインページ(ホームページ)にアクセスした場合、WordPress はまず最初に、static front page/enかどうかを判断します。static front page が設定されている場合、固定ページのテンプレート階層に従ってテンプレートを読み込みます。static front page が設定されていなければ、次の順にテンプレートファイル名を探し、最初に見つかったテンプレートを使ってページを生成します。
- home.php
- index.php
単体記事ページ
- single.php
- index.php
WordPress ページ
注: これは「WordPress ページ」についてであり、ブログの一般的な記事や webページのことではありません。
カテゴリページ
- category-ID.php/en -- 例えばカテゴリID 6 用のテンプレートであれば
category-6.php
- category.php/en
- archive.php
- index.php
タグページ
- tag-タグスラッグ.php/en
- tag.php/en
- archive.php
- index.php
注: WordPress 2.3 以上でのみ使えます。
著者テンプレート
- author.php/en
- archive.php
- index.php
日付別ページ
例えば月別アーカイブページなど
- date.php
- archive.php
- index.php
検索結果ページ
- search.php/en
- index.php
404 (Not Found) ページ
- 404.php
- index.php
添付ファイルページ
記事本文への画像添付/enで 'Linked to Page' を選んだ場合に、画像のリンク先として使われるページ
- image.php, video.php, audio.php, application.php, その他 MIME type の最初の部分のファイル名
- attachment.php
- single.php
- index.php
変更履歴